7日〜14日?外壁塗装のかかる日数と短くする4つの方法

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

外壁塗装の検討しているが、下記のような悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。

  • 外壁塗装を検討しているけど何日かかるか知りたい
  • 長引く場合がある?短くする方法も知りたい
  • 外壁塗装をしている時の注意点を知りたい

この記事ではそんな悩みを持っている人向けに下記4つの内容をまとめました。

▼記事の概要

  1. 外壁塗装の施工日数
  2. 外壁塗装の日数が長引く原因
  3. 外壁塗装の日数を短くする方法
  4. 外壁塗装の施工期間中に気をつけなければいけないこと

本題に移る前に、まず結論を端的にお伝えしていきます。

外壁塗装は一般的には7~14日と言われております。

また、工程が9つに分けることができ、ほとんど1日で完了します。

ただ、建物の状況が悪いと「下地処理」の日数が伸びる場合があり、

天候や塗料によって、「清浄」「下塗り」「中塗り」「上塗り」の期間が伸びる場合もあることを理解しましょう。

また、施工が伸びる原因は「気候」「季節」「外壁劣化」「塗料」の4つに分類でき、

施工期間を短くする手段として「時期」「塗料」「業者」「職人数」を見直す方法があります。(※塗料えらびは重要なので、期間が短くなるという理由だけで決定するのはやめましょう)

また最後に、外壁塗装の施工期間中には、「洗濯物」「換気」「騒音」「安全管理」に注意して過ごすことをオススメします。


最初に、この記事の概要を端的に説明しました。

本題ではより詳細に説明しております。ぜひ参考にしてみてください。

目次

何日かかる?外壁塗装における9の工程内容と日数

外壁塗装は下記9つの工程があります。

概要とおおよそかかる日数は下記になります。

工程 概要 所要日数
挨拶 近隣住民への工事の説明と挨拶 1日
足場 安全かつ効率的な作業のための足場設置 1日
洗浄 外壁の汚れや古い塗膜の除去 1~3日
養生 塗装しない部分を保護するための養生 1日
下地処理 外壁の補修と塗装の下準備 1~3日
下塗り 塗料の密着を助け、耐久性を高める 1~2日
中塗り 塗膜の厚みを確保し、耐久性を向上させる 1~2日
上塗り 最終的な色と仕上がりを決定 1~2日
完了検査 塗装の仕上がりを確認し、必要に応じて修正 1日

ただ全ての工程が予定されている日数で終わるわけではありません。

建物の状況で、「下地処理」の日数が伸びる場合もあります。

また、天気や塗料の影響で「洗浄」「下塗り」「中塗り」「上塗り」の施工が伸びる場合も理解しましょう。

ここまでの説明で、どの”項目”の施工作業が伸びる可能性があるかをお伝えしてきました。

では続いて、何の”要因”によって施工作業が伸びるかの説明していきます。

外壁塗装のかかる日数が伸びる4つの要因

外壁塗装の施工作業が伸びる原因は4つになります。

もちろん施工店から事前に説明されることもありますが、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要になります。

ではそれぞれの詳細を見ていきましょう。

雨・雪・強風などの気候

外壁塗装は気候条件に左右されます。

実は、気温が5℃以上、湿度が85%以下でないと乾燥しないため施工できないのです。

よって雨や雪が降ると、塗料が乾燥しないため作業ができません。(さらに塗装面が濡れると塗料に水分が混ざり、施工不良の原因になります。)

また、強風の日は、塗装面にホコリやゴミが付着するため、作業が中断されることがあります。

冬や梅雨などの日照期間が短い季節

冬場など日照時間が短い季節は、作業時間が短くなり、乾燥に時間がかかる傾向があります。

梅雨や夏は日照時間が長いものの、雨が多く湿度が高いため、工期が伸びやすいです。

外壁の劣化が著しい場合

外壁の劣化がひどい場合、下地処理に時間がかかります。

劣化の程度によっては、通常1日で終わる作業が数日かかることもあり、工期が伸びる原因となります。

劣化の具体例と伸びるであろう工期を下記にまとめました。

劣化の名前 劣化の概要 伸びるであろう工期
クラック(ヒビ割れ) 外壁に細かいヒビが入っている状態。水の浸入を防ぐため補修が必要。 1~2日程度
剥離(はくり) 既存の塗膜が剥がれている状態。剥がれた部分の処理と再塗装が必要。 2~3日程度
カビや藻の発生 外壁にカビや藻が生えている状態。徹底的な洗浄と防カビ処理が必要。 1~2日程度
チョーキング 塗膜が劣化して粉状になり、手で触ると白い粉が付く状態。 2~3日程度

塗料の種類

使用する塗料によって、乾燥時間が異なります。

乾燥時間の長い塗料を選ぶと、工期に影響はしていきます。

下記が工期が長いことで有名な塗料の例になります。

塗料名 概要 伸びる可能性のある日数
光触媒塗料 汚れを分解する機能があり、光の力を利用する。上塗り後に特別なコーティングが必要。 1日程度
シリコン樹脂塗料 耐久性が高く、長持ちするが、乾燥時間が長い。 数日程度
フッ素樹脂塗料 耐候性や汚れにくさに優れるが、乾燥に時間がかかる。 数日程度

「気候」「季節」「外壁状況」「塗料」によって日数が伸びる可能性があることを紹介してきました。

ここで

施工期間をどうにか短くしたい

という人もいるでしょう。

外壁塗装の施工期間を短くする4つの方法

では4つの詳細の説明をします。

塗装の時期を変更する

先ほど、紹介した通り、外壁塗装をするには、乾燥しやすい気温・湿度と綺麗に塗装できる環境が必要です。

よって、雨・雪・風には気をつけましょう。

雨・雪・風の影響を比較的に受けず、オススメな季節は下記になります。

季節 概要
3月~5月 気温が穏やかで、雨が少ない日が多い。湿度が比較的低く、塗料の乾燥に適している。
9月~11月 日中の気温が高すぎず、夜間の気温が低すぎない。乾燥している日が多く、塗料の乾燥に最適な条件が整っている。

乾燥時間が短い塗料を利用する

塗料は基本的に3回塗りをします。

また塗料ごとに乾燥時間は2~16時間と大きな差があります。

下記のような塗料が乾燥期間が短いものとしてあげられますが、大切な外壁塗装において、乾燥時間が短いだけで塗料を選ぶのはあまりお勧めはしません。(ご紹介しておいてなんですが…)

塗料の名前 概要 乾燥にかかる日数
アクリル塗料 水性塗料で、耐候性と耐久性に優れている。環境に優しく、臭いも少ない。 1~2日
ウレタン塗料 耐水性、耐候性に優れ、光沢があり美観を向上させる。硬化剤と混合して使用。 1~2日

経験豊富な業者を選ぶ

驚く人もいると思いますが、外壁塗装は、訪問販売によるトラブルがとても多い業界です。

※出典:消費者庁

しっかりしている業者を選ばないと、期間も長く、仕上がりを通じてトラブルに発生する可能性もあるので注意しましょう。

対処法としては、複数の施工店を比べるに他ありません。

複数の経験豊富な業者を知る方法は下記記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

あわせて読みたい
【2024年最新】外壁塗装一括見積もりサイトのオススメランキング!気になる注意点も紹介 外壁塗装を検討している時、インターネットでいろいろ調べていると「外壁塗装一括見積もりサイト」をよく紹介されているのを目にする人も多いでしょう。 ただ同時に下記...

作業員・職人の人数を増やす

外壁塗装の工事は通常、1〜2人の職人で行われますが、職人の数を増やすことで工事期間を短縮することもできます。

ただし、人数を増やすことでコストが増加する可能性があるため、業者の都合も考慮する必要があります。


ここでは、外壁塗装の施工期間を短くする方法を紹介しました。

ただ、マイホームにおいて大切な外壁塗装、施工期間を短くする目的で、塗料を選ぶのはあまりお勧めできません。

では最後に、外壁塗装の施工期間中に注意しなければいけない点をご紹介します。

外壁塗装の施工期間で注意しなければいけない4つの注意点

外壁塗装の施工期間ではいくつかの制約が生じます。

しっかり理解し、適切に対応していきましょう。

洗濯物は外に干せない

外壁塗装中は、塗料の飛散や臭いが洗濯物に付着する可能性があります。

これを避けるためには、外に洗濯物を干すのを避け、室内干しをするか、近くのコインランドリーを利用するのが賢明です。

仮に塗料がつかない外の場所に干したとしても、塗料の臭いが洗濯物に付着することもありますので、やはり室内干しかコインラインドリーがお勧めです。

換気ができない

外壁塗装中は、塗料の飛散を防ぐために窓に養生シートを張ることが多いため、窓を開けられなくなることがあります。

また開けられたとしても、塗料の匂いが室内に充満しやすいため、注意が必要です。

エアコンや扇風機、空気清浄機の使用や、一時的に外出するなどの対策を忘れずに行いましょう。

騒音が発生する

外壁塗装は騒音を伴う作業が多いです。これはどうしても避けられません。

特に下記の項目で騒音が発生します。

作業項目 概要 発生する騒音
足場の設置・解体 塗装作業を行うために必要な足場を設置し、作業完了後に解体します。 金属のぶつかる音、打撃音
高圧洗浄 外壁の汚れや古い塗膜を取り除くために高圧洗浄機を使用します。 機械の稼働音、水流の音
下地処理 ひび割れや剥がれなどの補修を行い、塗装の下地を整えます。 打撃音、削る音
塗装作業 下塗り、中塗り、上塗りと段階を踏んで塗料を塗ります。 ブラシやローラーの擦れる音

赤ちゃんの睡眠を妨げたり、近隣への迷惑も考えられますので、事前に業者に作業時間を確認、対処しておきましょう

作業敷地内において安全に気をつける

塗装作業中は、敷地内に作業員が出入りします。

また作られた足場などは、自由に入れてしまいます。

特に小さな子供やペットがいる家庭では注意、安全を確保しましょう。


外壁塗装を施工している期間での4つの注意点を紹介してきました。

普段できることを我慢しなければいけない場合もあります。

7日~14日といえど、洗濯物や換気、騒音は影響の大きいものであるため、事前に準備しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか。

「外壁塗装の施工期間は※日である!」

であると断言することはできません。

理由としては、建物や季節、塗料などの要因で、施工日数が伸びてしまう可能性があるからです。

もちろん施工店から事前に説明されることもありますが、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要になります。

この記事を通じて、少しでもあなたの外壁塗装の準備のお役に立てますと幸いです。

 

目次