塗装で失敗しないこつ

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価格だけで業者を選ぶと失敗する?

同じ塗装工事なら、一番安く塗装してくれる業者に頼みたい。
大切なお金ですから、あなたもそのようにお考えだと思います。しかし、一方で安すぎると手抜きされるんじゃないか…

 

塗り替えリフォームは、一生のうちで何度もするものでありません。いくらぐらいが妥当なのか、という適正価格も分かりづらいと思います。適正な塗装工事の価格は、大まかですが延床面積30坪前後で普及品の塗料を使用した場合の目安は、80~100万円が相場です。


※外壁の状態や塗料によって異なりますので、あくまでの目安としてお考え下さい。
一般的に、塗り替えリフォームは以下の料金で構成しています。
企業努力によって価格を下げるのは当然のことですが、塗り替えリフォームの場合、実は簡単に(原価)や(人件費)を省いてしまうこともできてしまうので、単純に価格だけで比較はできません。

塗装に失敗する項目を確認しよう!

  • 塗料を薄めて使う!

塗料(ペンキ)は、原液のままでは作業性が悪いので、季節や条件に合わせて少し薄めて(希釈して)塗ります。しかし、必要以上に薄めると、塗装面の耐久性は落ちてしまいます。

 

原価を下げるために、うすーくして塗ることもでき、さらに厄介なことに、完成した時には我々プロの目でも適正な状態と見分けがつきません。3年ぐらいしてくる塗装した部分が劣化して差が出てくるのですが、それまでは手抜き工事をされたかどうかが分からないのです。

  • 3回以上塗り重ねてない!

塗り替えリフォームは「下塗り」、「中塗り」、「上塗り」と3回塗りをします。しかし、3回とも同じ色を塗るのが一般的なので、本当に3回塗りされているか確認ができません。

 

仮に2回塗りで済ませて手抜きした場合、人件費は単純に3分の2に減らせます。これも完成時には見分けがほとんどできず、数年後に分かることなのです。

  • 下地処理できれいに汚れを落とさない!

女性がお化粧をされる前に、必ず洗顔されるのと同様、塗り替えリフォームでも最初に高圧洗浄で水洗いをします。しっかり汚れを落とさずに、適当に水で濡らすだけだったら人件費が下げられます。

 

上記と同様、完成してしばらくしてから化けの皮が剥がれてくるので、騙された…と言っても後の祭りです。

業者選びで失敗しないための5箇条!
  • 価格だけに釣られない!
  • 口約束だけでなく書面に残す!
  • 仕事ぶりが丁寧かチェックする!
  • 過去の実績を見る
  • プロとしての知識や提案を聞いてみる
見積書の落とし穴は?
  • 工事箇所の名称が明記されているか?
  • 工程が明記されている書面があるか?
  • 使用する塗料のメーカー名などが記載されているか?
  • 施工箇所によって色がことなることは記載されているか?
  • 完工報告の提出は約束されているか?
  • 保証についての記載はあるか?